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僕のサイトの名前の通り、僕がマジックを演じる場所は
レストランやバーなどの飲食店で、お金を頂いて演じることが
ほとんどです。
そういった場所では、あまり多くの道具を持って歩き回ることは
好まれません。
お客様が動き回るだけではなく、飲食店のスタッフも
料理を持って動いているわけですから、お店を繁盛させる
ために呼ばれているマジシャンがその邪魔となっては
存在する意味が本末転倒になってしまいます。
マジシャンによってはバックを持ち歩き、そこから必要な道具を
出しては、マジックを演じるスタイルの方もいるでしょうが
僕自身、それは好みではなく、あくまでもポケットに入るくらいの
分量だけを持ち歩くのが、いいと思っています。
とはいえ、お客さんによって、少しずつマジックを変えて
様々なトリックを見たと感じてほしいのも、マジシャンとしての
望みではあります。
そうなってくると、ポケットの中にパンパンに物を詰めて
テーブルの周りを動くということになってしまいますが
実はそれもそれで、問題があります。
1つには、マジシャンの格好が悪くなるということ。
意外にスーツなどは繊細にできていて、どのポケットであっても
むやみに膨らむと、シルエットが崩れてしまい
違和感を感じるシルエットになったりします。
もう1つ、お客様のテーブルの近くで演じる際に
テーブルの高さが、スーツの上着の裾辺りというのは
よくある高さです。
そこでポケットが膨らんでいると、料理に触れてしまったり
グラスに引っかかったりといった危険があるのです。
恐らく、こういったことは現場に出てないと
経験できない事柄でしょう。
そのために、少し賢いマジシャンたちは、あることを
考えて、道具の選定やトリックの選定をしていきます
最小の道具で、最大の効果
つまり、持ち歩くものは少なく、そして演じるトリックは
効果的で沢山出来るものを、となるのです。
結局仕掛けのあるものではなく、だんだんとシンプルな道具になっていくのは
そういった理由があります。
僕自身、今持ち歩くものと言えば、いわゆる「レギュラー」と
言えるような、それそのものは仕掛けが無いようなモノばかりです。
デック、コイン、スポンジ、ロープ、リング等々・・・
リセットもほぼ必要なく、演じてポケットに戻せばすぐ次も
演じられるようになっています。
コインを取りだす所からスタートして、最後に4オブアカインドを
取り出して終わりにするとか。
そのために、同じ道具でも、いろいろに使えた方が
利用する方としては、非常に便利なのです。
自分の手順は持っているので、不便はしていないのですが
もう少し現象にバラエティをつけよう、と思っていて
マジックの本やDVDを見直している際に目についたのが
ジョーカーデックでした。
折角なので使い方のまとめとして紹介をさせていただきました。
どちらもオープニングとしての使い方になると思います。
実はどちらの手順も、同じようなコンセプトになっています。
1枚の予言があり、自由に選んでもらったカードが一致している。
ただし、残りのカードの表を確認してないので、そこを怪しむと
残りは全てジョーカーのカード、というものです。
実戦派2名の作品ですので、簡単で効果的
すぐにでも演じてみたくなるものだと思います。
演じる際の注意点や意識などに関しても、少しだけ
解説をしました。
残り2つは、僕がいろいろといじっていて出来上がったものです。
1つは「テクニカラープレディクション的なものができないか?」
ということを元に考えました。
予言があるけど、最初は当たり前の予言に見える、というわけです。
そして最後は、その当たり前の予言も適切であることが分かる
という流れになっています。
そして、もう1つはジョンバノン氏の「コリュージョン」
というトリックに対して感じていたことに対して、1つの解決を
したことで、ジョーカーデックの利用が可能になりました。
恐らく適切に行えば、相当不思議なトリックで
ありえないようなエニーカード・エニーナンバー的なトリックに
なっているはずです。
ただ、どのトリックも最後にはデックをスプレッドして
ジョーカーデックであることを示すために
ちょっとした笑いになります。
ブランクフェイスになっている、と言ったほどの衝撃ではなく
表が全てジョーカーであることで、少し緩和されていると思います。
ジョーカーである点が、また少し小憎らしい感じかと(笑)。
コリュージョンの動画がありますので、ご覧ください。
実際には、お客さんにデックを渡して、カードを配ってもらうことが
可能なのですが、動画では楽をして自分で配っています。
恐らくマジックを長らく演じている方なら、1組全てが同じカード
というデックの1つくらいは持っているでしょう。
そういったデックを活用していただいても構わないのですが
感覚的に、ジョーカーが一番しっくりくるかと思います。
52枚がすべて同じデック(ワンウェイデック)というのは
案外と高価でしかもあまり売ってなかったりもしますので
ここで手に入れておいても、他で利用価値があるかと思います。
今回ご紹介する手順では、デックの枚数はあまり関係ないので
(あまりに少ないと、かっこつかないと思いますが)
一部のカードを別のトリックに使ったり、というのもアリです。
まれに、当方からの自動返信メールなどが届かないという
事があるのですが、ご入力いただいたメールアドレスが
間違っているか、形態などのキャリアの場合には
迷惑メールに弾かれていることがほとんどです。
「contact@restaurantmagic.biz」からのメールを
確実に受け取れるように設定をしていただけると幸いです。
(上記の文字列をコピーしても、アットとドットが大文字ですので、ご注意ください)